3万円だけ握りしめて来い!②(予算3万で揃えるハイレゾ完全対応の自宅オーディオシステム)



さて、そこそこの音質の据え置き型オーディオを3万円で導入しよう、なんてオーディオマニアからすると不可能とも思える前回記事の第2弾。


オモロダイブ: 30000円だけ握りしめて来い!①(3万以内で揃えるコスパMAXの据え置き型オーディオ)
アンプ選びまでは順当だが、、、

前回、フルデジタル中華アンプと光デジタルケーブルを購入し、10,438円を使ってしまったので、残りは既に19,562円。さすがにもう無理だろうと言う意見が出てきてもおかしくない状況だ。

だけど、安心してください。オモロダイブは(なんとか)やり遂げるサイトです(笑)



トランプショック!!!

とはいえ、既に誤算が発生していたりする。とにかく、記事を書き始めたタイミングが悪かった(笑)

当然、こんな記事を書き始めているくらいなので、書き始めた当初より、頭の中にはうっすらと勝算はあった。

それは過去にボクがアメリカからBIC DV62siを個人輸入したときの記憶だ。

前にも書いたと思うけど、このBIC DV62siというスピーカー、当時は円高だった事もあって、2万以下で十分お釣りの来る金額で調達できた。


オモロダイブ: スピーカーについて深く考えすぎる①(BIC DV62si レビュー編)
そこそこ安くてデカくて優秀なBIC DV62si。


しかし。現在は為替レートが当時と大きく違う。2012年9月の1ドルのレートと現在のレートを比較すると以下のようになっている。

2012年9月 79円
2016年11月 111円!!!

残念ながら、数日前に101円辺りのレートだったのが、何故かトランプ氏が大統領に当選してから、円安が進行してしまっている。

DV62siは当時も今もだいたい同じ金額なので、この辺り、送料等を考えると、かなり厳しい状況という事がご理解いただけるだろうか。

1ドル110円でどこまで戦えるのか。予定だと、円高が進行するはずだったんだけどなあ(笑)


正しいスピーカー選びのオモロダイブ的提案

さて、スピーカーを選ぶ際、多くの人が犯しやすい失敗。それは、「小さな能率の低いスピーカーを選んでしまう」事だと個人的には思っている。

※能率:同入力に対して、どの程度の音量が出るかの指標値。例えば、数字が3dB異なる場合、能率を示すデシベル値の大きい方のスピーカーと同じ音量を出すためには、デシベル値が小さい方のスピーカーではアンプの出力(W数)が約2倍必要となる。

価格.com - スピーカー 人気売れ筋ランキング
10㎝ウーファー程度までの能率の低いスピーカーが売れ筋。

しかし、「音質観点」で言うとこれは始めからイバラの道を選んでいるようなもので、結論として小さいスピーカーを選ぶにしても、このポイントを忘れてはいけないだろう。

確かに、日本のように、住宅事情に課題のある環境だと、どうしても小さめのスピーカーの方があり、日本市場はこの制約の上で成り立っているように思う。

その需要を受け、オーディオメーカーも、スピーカー設計時に「小さくても低音が出る」ような設計をする必要がどうしても出てくる事になる。

だが、実際、小さくて低音も出る「破たんしないスピーカー」というのは物理的に実現が難しい

細かい事は、この記事の趣旨からずれるので、別途スピーカーについて考える記事で書きたいと思うけど、例えるなら、あまりスピードが出せない道を走るからといって、軽四の車を買うと、決してハマーのパワーやF1のスピードの片鱗すら味わえない、そういうのに似ていると思う。

もっと身近な例で言うと、六畳の部屋だから六畳用のエアコンを買ったけどあんまり冷えないとかそんなんでもいい(笑)

とにかく、低域を十分に出すには、大き目のウーファーが必要になるし、付帯音を減らすにはそれなりの物理空間が必要であり、どう考えても小さいスピーカーではこの辺りをよっぽどコストをかけ、工夫しない限りは実現できない事は理解しておいても良いと思う。

というわけで、今回のスピーカー選びの方針としては音質とコスパのみを最優先し、サイズやデザインは二の次という男らしい方針となることを許容いただきたい(笑)。


オールマイティなスピーカーこそが勝利の方程式

さて、前置きはこれくらいにして、そろそろスピーカーを選んでいこう。

残金は1.9万円とちょっととなった。

さっきも書いたように、当然、僕の所有しているDV62siは過去には16000円強で購入できたので、買えるならこれを、と言うことになるのだけど、Amazon.comはDV62siを直接日本には配送してくれないし、そうなると転送サービスを利用するしかないのだけど、あまり経験のない人にはこのやり方はリスクも多く、また、2万円を超えてしまう可能性も高く、オススメできるやり方では無いようにも思う。

どうやら想定外の円安が進んでいる現時点、ちょっとこのやり方は難しそうだ。

本当はバカみたいにザ・アメリカなスピーカーを紹介したいと思っていたのだけどね(笑)


超真面目にこんなのとか、超オススメ(笑)。まあ、2個で258ドル(+送料)なんで買えないけど。

というわけで、無難に国内で探すことにしよう。

先ほど、自然な低音を期待して、サイズは多少大きめの方が良いと書いたけど、もう一点、ボクがこのチャレンジで重視したいのは、変な癖の無い、素直でオールマイティなスピーカーであるという点だ。

ちょっと脱線するけど、ボクが仕事の合間によく利用するカフェに「JBL 4312M II WX」というスピーカーが置いてあって、このスピーカーからの音はよく聴いているのだけど、このスピーカー、ソースによってはかなり抜けが悪く、ボクはJazzや録音の悪いロック以外の音源はこのスピーカーでは聴きたくないなんて思っていたりする。いや、時折、Jazzの演奏などで、元の録音以上に艶っぽく聴かせてるなあ、なんて感じる事もあるんだけどね。

オーディオは趣味の世界なので、特定のジャンルにのみ強い、なんてのが許容されているのだけど、こういうタイプのスピーカーは、時によっては憎しみが産まれるくらい(笑)、取り扱い注意なので、今回の目的には適さないと思う。

つまり、今回はテレビや映画、そして音楽とあらゆる音源を素直に聴かせる、そんなスピーカーを選ぶ必要がある。

つまり、それは、「音質が素直で低音がそれなりに出て、お値段安めのスピーカー」という事だ。

そして、こういう方針に最適なスピーカーが実は存在してたりする。そう、それこそが「ホームシアター用として販売されているスピーカー」だ。


ホームシアター用のスピーカーは隠れ優等生

ホームシアター用のスピーカーが何故、この方針に最適なのか。

例えばだけど、合唱団に井上陽水みたいに個性の強いシンガーが混ざっていたらその癖がとても気になるだろう。だから、合唱団ではきっと皆が平均的に上手く、そして癖が無い事を求められると思う。

ホームシアターも5.1chや7.1chといった複数台での再生を前提に設計されているので、これと同じく、個々のユニットは余計な癖が無い必要があり、素直な音が期待できるというのが一点目。

そして、0.1(LFE)chが含まれないソースの鑑賞にも耐えるよう、ある程度、ウーファー無しでも低音が出るような設計になっている場合が多いというのが二点目。

そして、最後に三点目だけど、これは、マルチChの構成では多くのスピーカーを購入する必要があり、その心理的な購入へのハードルを下げるため、個々のスピーカーの単価が安めになっている場合が多いという点だ。

多くの場合、見た目もシンプルで外観に余計なコストがかかっていない点は、音質重視で廉価なスピーカーを購入する者にとっては、利点と言って良いかと思う。

ちなみに、ボクが所有しているDV62siも元を返せばホームシアター用のスピーカーだったりする。そういう意味ではホームシアター用のスピーカーが良いというのは体験済みだったりするんだけどね。


Sony SS-CS5

さあ、お待たせしました。残りのお金で購入できるオススメスピーカーを紹介しよう。


2016年11月時点、トランプショックの円安の中で、この価格帯のスピーカーだと、ボクはSonyのSS-CS5を推してみたいと思う。


このスピーカーなら、Amazonでの購入価格も16000円台となっていて、十分にお釣りが来る。スピーカーケーブルが付属していないとの事だけど、適当なケーブルを残りのお金で購入する事も十分問題ない範囲だ。

以下にSS-CS5の紹介文を転載しておく。
■「SS-CS5」の主な特長
・広大なサウンドステージを実現する「広指向性スーパートゥイーター」を搭載
・素直で癖のない高域を実現する25mmソフトドームトゥイーター
・ソニー独自の「MRC(発泡マイカ)」素材を採用した、130mmのウーファーユニット
・「ハイレゾリューション・オーディオ」のポテンシャルを引き出す高品位設計
・ユニット配置の最適化による徹底したタイミングコントロール
・不要なノイズを排除し、濁りのないクリアなサウンドステージを実現
・エントリークラスの常識を超えた高品位なオーディオパーツを採用
・心震わせるボーカルを実現する高品位エンクロージャー設計

■「SS-CS5」の主な仕様
・ウーファー:130mmコーン型×2
・ツィーター:25mmソフトドーム型×1、19mmドーム型(スーパーツィーター)x1
・エンクロージャー方式:バスレフ
・インピーダンス:6オーム
・最大入力:100W
・出力音圧レベル:87dB(2.83V/1m)
・再生周波数帯域:53-50,000Hz
・外形寸法(幅×高さ×奥行mm):178×335×220
・質量:約4.5Kg 
さて、ではこのスピーカーのオススメポイントについて説明してみよう。

・質実剛健なそのたたずまい

あくまで今回の前提条件は「19000円以内で購入できるスピーカー」である。ならば見た目より機能重視であるべきだと思う。このスピーカーはその意味で、この価格帯では珍しいスーパーツィーターを備えた3Way構成としていたり、そのスーパーツィーターに広指向性の物を採用していたりと、派手さこそ無いけれど、性能重視の無駄のない設計となっており、大変に好感が持てる。

SS-CS5 | コンポーネントオーディオ | ソニー
シンプルで無駄のない設計。


・地味に高評価

ボクはこんなにAmazonのレビューが少ないスピーカーは初めて見た(笑)けど、価格コムのレビューでもそれなりに高評価となっている。

価格.com - SONY SS-CS5 [ペア] 価格比較
価格コムのレビューでもサクラ感の無い高評価(笑)

なお、レビューも業者のヨイショみたいな感じはまったくせず、一般の方がそれなりに気に入って使用している感じでとても好感の持てるレビューだ。(まあ、性能の良い廉価なスピーカーって売れるとオーディオ業界は困るというのもあって、あまり業者介入しないんだよね(笑))

レビューのポイントになりそうなコメントを幾つか抜粋しておこう。
・スーパーツィーターがあるからといってキンキンしない。
・低域は収束が速く切れが良く、十分出ている。
・高域は指向性は低めでSONYの謳い通り広い範囲でよく聞こえる。
・高さはそこそこあるが、奥行きが短めなのでセットしやすい。 
レビューからも、このスピーカーが「派手さは無いが優等生」である事は感じてもらえるだろう。

ちなみに米国のAmazonでもそれなりに高評価なので興味があればこちらも参照いただきたい。



なお、もっとレビューたくさん見ないと信用できないぜという人は、是非、BestBuyのレビュー(英語)を参照いただきたい。144件もレビューあって星4.6(5点満点)となってるので米国でも高評価?


Sony Core Series 5" 3-Way Bookshelf Speakers (Pair) Black SSCS5 - Best Buy
144件のレビューあり。5点満点で4.6点。



・細マッチョ・ボディ

大きさはなかなかスペックからは想像しにくいだろうけど、「幅178x高さ335x奥行220 mm」と高さがそこそこあるので、これまでコンポを使用していたり、初めてオーディオを購入する人は多少大きいと感じるはずだ。

でも、先にも書いたけど、ボクは廉価なスピーカーを購入する場合、逆にこれくらいの大きさがあった方が良いと思っている。

SS-CS5ではこのボディに13cmのウーファーを搭載しており、廉価なコンポなどで採用されている10cm程度のウーファーと比較すると、かなり余裕のある自然な低音が期待できるのがその理由だ。(ウーファーの低域再生能力は直径の二乗に比例)

ちなみに背面にはバスレフポートも設けられているので、ウーファーサイズとの相乗効果で低音は十分出ると考えてよいと思う。





なお、高さこそあるけど、全体としてスリムな作りになっているのでテレビ横に配置しても、収まりは良いとは思う。そういった意味で、大きさは音質を損なわないギリギリ、と思っても良いかと思う。

まあ、デカめのスピーカーをみんな敬遠するかもしれないのは重々承知している。

でも、DV62siなんてもっとデカいんだよねえ(笑)

誰だと思ってんだ!?天下のソニーさんだぞ!?(笑)

さて、ボクのブログを読んでいる人からすると、「ソニー製のスピーカー」というところで、割と直球勝負だったな、なんて感想を持つかもしれない。

でも、有名な皆さんが良く知っているメーカーのスピーカーから選べるんだったら、その方が無難だろうという思いもあったり。なんてったって、天下のソニーさんだからね(笑)

少なくとも20000円以内、16000円付近で購入できるスピーカーの中では、色々見たけれど、このSS-CS5が一番、音質に期待でき、コスパが良いスピーカーである事は間違いないと思う。

まあ、あと1万円も出せば、また選択肢が変わるんだとは思うけどね。それはそれで趣旨が違うし。

あと、お気づきかどうかわからないけど、このシステム、何と、「あの流行りのハイレゾ」に完璧に対応しています!いや、結果論だけどね(笑)

というわけでお会計にいこう!ちなみに、スピーカーケーブルは適当なやつ購入(笑)

【FX-AUDIO D302J+ & SONY SS-CS5コース】

FX-AUDIO D302J+:7,980円
ACアダプタ:1,480円
NFJ送料:480円
光デジタルケーブル:498円
SONY SS-CS5:16,248円
Amazonベーシック 16ゲージ スピーカーケーブル:1,280円

合計:27,966円
おつり:2,034円

やったぜ!!2000円も余った!!おつりが出るというお得感(笑)

いや、これ「28,000円で構築する据え置き型ハイレゾ対応オーディオシステム」としてはかなりイイんじゃないだろうか?

余ったお金でハイレゾ音源を幾つか購入して、本構成で、ハイレゾ再生の確認とエージングを兼ねるなんてプランもきっと良いんじゃないかと思う。



D302J+も相変わらず入手性は悪いけど、最近バージョンアップされ、このアンプだとトーン調整もできるので、上記のセッティング後に高域や低域を好みに合わせて少しいじれば、「もう、これぞオーディオ生活の始まりっ!」なんて気分に浸って頂けること、間違いないかと。

是非、楽しいオーディオ生活への入門のご参考にいただければ良いかと思います!





<※2016/12/24 追記しました!>

本当はプランBで用意したかったのだけど、為替レートの関係であきらめた、海外からのスピーカー調達について書き上げましたので、よろしければ併せてどうぞ。

オモロダイブ: 能率94dB!? 米国Amazon.comから直接購入できる高性能スピーカー(30000円だけ握りしめて来い!番外編)
為替レートによってはありえるもう一つの選択肢。


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